烹北苑茶有懐-

林逋りんぽ
石碾軽飛瑟瑟塵(石碾軽く飛ぶ 瑟瑟塵)
乳花烹出建渓春乳花烹出だす 建渓の春
世間絶品応難識世間の絶品 応に識り難かるべし
閑対茶経憶古人閑に茶経に対して古人を憶う

烹北苑茶有怀

林逋

石碾轻飞瑟瑟尘

乳花烹出建溪春

世间绝品人难识

闲对茶经忆古人


石臼は軽やかに塵を舞い、乳花は江西の春を淹れる。世界最高の茶はなかなか見分けがつかず、『茶経』を読みながら古人のことを思い出す


注釈

北苑茶 : 茶の名称。建安(現在の福建省建欧)の北源の産地にちなんで名付けられた。 宋代の有名な貢茶で、代々受け継がれてきた名品には龙团凤饼密云龙龙团胜雪などがあり、世界的に有名である。
瑟瑟尘 : 茶葉を挽いた際に舞い上がる粉。
乳花 : 茶葉を挽いた際に舞い上がる白い泡のこと。
建溪春 : 江西地方で生産される春茶。北源茶とも呼ばれる。

林逋(りんぽ)(967-1028)、字は君复、号は和靖、杭州銭塘(現在の杭州)の人。 幼くして孤児となり、勉学に励み、古物を好み、名利に関心を持たなかった。西湖の孤山に隠棲し、20年間の間は街へ出ることなく、梅を植え、鶴を育てて趣味に耽り、官職に就くことも結婚することもなかった。 「梅溪鹤子」と呼ばれた。 優れた詩人で、特に梅の花を題材とした詩で有名である。 贈り名は和靖先生。 『林和靖先生诗集』4巻を著した。


参照

作成者:webmaster
カテゴリー:漢詩
タグ:漢詩,烹北苑茶有懐,林逋,
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