カヤン族,Kayan people,巴东族,กะยัน
1980年代の後半よりビルマ(現ミャンマー)から移住してきた少数民族、現在はチエンライとメーホーソンにいる。
1980年代前半にはタイ王国には居ず、メホーソンからビルマまで見に行くツアーが有りました。



タイへ移り住んだ背景
カヤン族はもともとミャンマー東部の山岳地帯に暮らしていた民族です。 1980年代後半から90年代にかけて、故郷を離れタイ側へと移り住んだ人々が増え、現在はメーホンソン県内のいくつかの村に定住しています。 長年にわたり移動の自由に制限のある環境で生活を続けてきましたが、2025年にタイ政府が一定条件のもとで就労を認める方針を示すなど、 少しずつ状況に変化の兆しが出てきています。
現在の村
代表的な村としては、パイ川沿いにたたずむバン・ファイプーケン、車道でアクセスできるバン・ファイスートーなどがあります。 いずれも深い山と川に囲まれた自然豊かな環境にあり、村の女性たちは機織りや手工芸を行いながら日々の生活を送っています。
訪問者が払う入場料や手工芸品の売り上げが、村の人々の大切な収入源となっています。 旅行者として訪れることが、そのまま村の暮らしへの直接的な支援につながります。
訪れる際のひとこと
写真を撮る前にひと声かける、気に入った品があれば購入するといった小さな配慮が、温かい交流を生んでくれます。 「見せてもらう」という意識よりも「出会う」という気持ちで足を運んでみてください。

ศูนย์พิธีการที่ดินบริเวณเนินเขาปูแกง
2004年6月撮影、From Yasu.


カヤウ族(Kayaw)
カヤン族と同じカレンニー系の別サブグループで、「ビッグイヤー・カレン」とも呼ばれます。 カヤン族の女性が真鍮の首輪をつけるのに対し、カヤウ族の女性はカラフルなビーズのネックレスと大きなイヤーゲージ(耳たぶを拡張した金属製プラグ)**を身につけます。 ミャンマーでは地理的に離れた別の民族ですが、タイでは外見の珍しさゆえに同じ村に一緒に住まわされています。
カヤウ族の女性は幼い頃から耳たぶを少しずつ広げ始め、最終的に大きな銀製のトンネル型イヤープラグを装着します。 現在世界に約1万5千人しか残っておらず、全女性が拡張した耳たぶをもちます。 カラフルな伝統衣装、足のリング、貝殻のネックレスも特徴です。 アニミズムの信仰をもち、木や自然の精霊を崇拝しています。




タナカ(သနပ်ခါး) : ミャンマーで使用されている、天然の化粧品である。 色は主に黄土色で、茶色っぽいものや白色っぽいものもある。 化粧としてだけでなく日焼け止めとしての意味もある。原料はタナカの木で、タイのミャンマー国境近くを中心に見られる。
訪れることができる村
メーホンソン市街からアクセスできるカヤン族・カヤウ族の村は現在3か所あります。
バン・ファイスートー(Ban Huai Sua Tao)
1995年に設けられた、市街から最も近い村です。 メーホンソン市街から車で約20〜30分、距離にして約12kmです。 国道108号線を南西方向に進み、Bon Voyage Gateの看板を右折、 ルート1250を経由してクライルン貯水池を過ぎた先にあります。 途中、コンクリート製の低水路(川越え)を数か所通過します。 雨季(7〜10月)は水量が増えるため、ご注意ください。 入場料は外国人1人250バーツです。
バン・ファイプーケン(Huay Pu Keng)
パイ川沿い、ミャンマー国境に近い場所にある最も古い村です。 市街からまず車で約30分、ファイドゥア(Huai Dua)桟橋まで向かいます。 桟橋からロングテールボートに乗り換え、パイ川を約30分遡ります。 ボートは1艘600〜700バーツほど(最大7人乗り)。 桟橋の営業時間は毎日8:00〜16:30です。 入場料は外国人1人250バーツ。川と竹林の景色が美しく、ボート移動自体も旅の醍醐味です。
村の中ほどまで進むと、カヤウ族(Kayaw)の家族も暮らしています。 カヤン族の首輪とは異なり、耳たぶを拡張した大きな銀製のイヤープラグが特徴の民族で、「ビッグイヤー・カレン」とも呼ばれます。希少な存在です。
希望者は村での1泊ホームステイも可能です(事前予約不要)。
バン・ナイソイ(Nai Soi)
難民キャンプに隣接した村で、観光客向けの整備は他の2か所より少なく、より生活感のある環境です。
ツアー・交通手段
メーホンソン市街の旅行会社では、上記の村を組み合わせた日帰りツアーを手配できます。 レンタルバイクや車での個人訪問も可能ですが、川越えのある道のりのため雨季はスリップに注意が必要です。 チエンマイからの場合は、メーホンソンまでバスで約6〜8時間、または1日数便の国内線(チエンマイ⇔メーホンソン空港)を利用すると便利です。
参照
- カヤン族 (ミャンマー) (wiki)
- タナカ (化粧) (wiki)
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