http://www.nikkei.com/article/DGXLASDX17H19_X11C16A0FFE000/
【バンコク=京塚環】タイでプミポン国王の死去が消費を様変わりさせている。週明けの17日、首都バンコクでは追悼のために黒や白の服を着る人が増加。大型商業施設に入る「ユニクロ」店舗では黒い服を買い求める長蛇の列ができ、店頭から一時、黒いTシャツが消えた。 服飾店では黒い服が品薄となり、不当に価格をつり上げる業者も現れた。政府は低所得層向けに約800万枚の黒いTシャツを配ると発表した。 商業施設運営のサイアム・ピワットは「ぜいたく品の購入が減った」と話す。映画館大手SFコーポレーションは来場者が平時よりも4割減少。「いつ通常に戻るか分からない」と懸念する。バンコクのゴルフ場も来場者が5割減った。 主力産業の観光業にも影響が及び始めた。人気のタイ北部「イーペン祭り」など目玉イベントは相次ぎ中止となった。 タイ政府観光庁は観光客にも言動を慎み、「暗めの色の礼節を持った衣服」を勧めている。